松岡みゆきのブログ

町田市議会議員 松岡みゆきのブログです

教育を考える会が古森義久氏の講演会を開催

町田市民文学館において 産経新聞ワシントン駐在特派員の古森義久氏の講演会を行います。
写真は古森義久先生と松岡みゆきです。

今、日本で話題になっている憲法改正について、どのように考え対応していくかについての話がありました。
日米同盟の現実の運営では、集団的自衛権の課題が、日本を守るために常に足かせになっています。
つまり、日本が同盟の相互防衛の大前提となる集団的自衛権の行使を、自ら禁じているからです。

そもそも同盟とは、集団的自衛権なのです。
しかし、今の日本の憲法では、この集団的自衛権を行使できません。
つまり、例えば海外活動で同盟国・友好国が他国から攻められている時に、日本は助けることができません。
だから、例えば日本が他国から攻められた時、有事の際に助けて貰えないということです。
この矛盾を皆さんどう思われますか。

わかりやすく説明すると今のままの憲法9条「集団的自衛権の解釈」では、自分の仲間(友達)が他者から攻撃されている時に、助けることができない、又自分が他者から攻撃されている時、仲間(友達)から助けて貰えないということです。
皆さまどう思われますか。

自分の仲間(友達)を見て見ぬふりして通り過ごすことができるでしょうか。
今こそ、一人一人が真剣に自分に問いかけてみる問題ではないでしょうか。

今、尖閣諸島を中国が脅かしています。
6月に米中首脳会談がカリフォルニアでありました。
米国のオバマ大統領と中国の習近平 国家主席が会談しました。
聞こえてくる話は次のようです。
習近平 国家主席オバマ大統領に次のように、「尖閣諸島に中国の軍を1日、いいえ数時間でいいから置かせてほしい。そうすれば、アメリカの要件をのみます」と言ったといわれています。要するに中国は日本の領土である尖閣諸島に上陸して既成事実を造りたいのだと思われます。

尖閣諸島は日本の領土であることは、明らかです。
しかし、中国は尖閣諸島周辺に豊かな海底資源があることが解ると、尖閣諸島は中国のものだと言い張るようになりました。
国際社会では、尖閣諸島問題を当の日本を排除して、会談が進められています。
なんと情けないことでしょうか。

日本の自衛官は世界一優秀だとも言われています。
また、陸海空の自衛隊機は、これも世界一優秀だといわれています。
それなのに、集団的自衛権が足かせになって、有事の時に行使することができません。

国は、国民の命と財産を守ると明記しています。
しかしながら、今の状態で他国から万が一攻められたときに、それが可能でしょうか。

東日本大震災の直後、ロシアが日本の領空を侵犯しました。
日本が地震津波と大きな打撃を受けているという非常事態に於いてさえロシアという国は、日本を偵察するという手段に出ています。
この様な事は国際社会では許される事ではなく由々しき事です。
頻繁に年間にして他国からの領空侵犯は平成24年度統計の結果、日本はなんと567回領空侵犯されています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A0%98%E7%A9%BA%E4%BE%B5%E7%8A%AF
この時、日本の航空自衛隊は緊急発進と言いまして、「スクランブル発進」して、追い返します。
このスクランブル発進は、どういう事かというと、二機で飛びます。
初めの一機目が、相手国に攻撃されてからしか、二機目は攻撃できません。
自衛官はそれこそ、命懸けで国を守っている事が解ります。
国際社会では、自国の領土・領海・領空が侵犯されれば、どの国も自分の国は自分達で守ります。
これが国際社会の常識です。
日本も真剣に自分の国は自分で守るという事態に差し掛かっているのではないでしょうか。


自分の家に置き換えるとよくわかります。
例えば、家に法を破って、泥棒が入ってきて家族に危害を与えようとします、私だったら、家族を守るために必死になって抵抗すると思います。
皆さまはどう考えられますか。
就寝前は皆さん、家に鍵を掛けて他者からの侵入を防ぐのは当たり前の常識です。
国際社会でも、同じことだと思うのです。
他国から攻めてこられないように
しっかり、国を守り防ぐ事は国際社会では常識なのです。
反対される意見の方が「戦争に繋がる」と言われますが
なぜ、戦争に繋がると短絡的に言われるのか
私は不思議でなりません。理解に苦しみます。
では万一、有事の際、どうやって愛する家族を守ったらいいのでしょうか。
このままでは有事の際、の対応が何も議論できないままです。
これでは現実に対応出来ません。


中国やロシアは国際法を破って日本に侵犯してきています。
今こそ私たちは、この美しい日本で子供や孫を守るために、自分の国は自分で守るという事を真剣に考えるべきだと思います。

最後になりましたが、古森義久先生の海竜社から出版されている「憲法が日本を亡ぼす」という本を会場で購入しました。
憲法が日本を亡ぼす