松岡みゆきのブログ

町田市議会議員 松岡みゆきのブログです

陸上自衛隊富士総合火力演習

毎年恒例の陸上自衛隊富士総合火力演習に行って参りました。
早朝、町田駅に集合して、見学者の皆さんとバスで出発、2時間ほどで富士山麓の演習場に到着しました。
会場には屋台やお土産屋さんがたくさん並んでいます。



受付を済ませ、いよいよ演習場に入ります。
今年は猛暑で、皆さん、熱中症にならないよう、十分に水分補給をしながらの観戦となりました。
今年に入り、北朝鮮のミサイルの脅威が10回以上超え、テレビや新聞報道もあってか、会場は満員でした。
夏休みという事もあり、子連れの若い夫婦も多く、子供達、とくに男の子は演習が始まる前から目をキラキラ輝かせていました。



プログラムは前段と後段の二段階構成で、それぞれ1時間、合計で2時間の演習です。
前段は「陸上自衛隊の主要装備品の紹介」で、遠距離火力、中距離火力、近距離火力、続いてヘリ火力、対空火力、戦車火力、機動展示、空挺降下が紹介されました。
後段は「島嶼部に対する攻撃への対応」で、部隊配置、機動展開、奪回の一連の流れが目の前で実演されました。
演習の様子です。





平成24年度以降、演習内容は、中国の海洋進出を意識して、陸海空の3自衛隊が一体で作戦を進める「統合運用」による
離島の一部を占拠した相手国を排除・奪還するというシナリオで進められています。
新装車として水陸両用車の「機動展示」も行われました。




演習は一部を除いて実弾で行われ、大きな爆音と硝煙の匂いがしました。
戦車やヘリコプターの中はもっと過酷な環境だと思います。
そのような環境にも関わらず、自衛官の皆様は規律正しく、スピーディーで、その士気と能力の高さに感嘆しました。
これも日々の訓練のたまものだと思います。








演習後は音楽隊による演奏と装備品の展示がありました。




集団的自衛権を巡っては様々な議論があります。
もちろん、悲惨な結果をもたらす戦争は絶対に避けなければなりません。
しかし、平和はただ叫んでいれば訪れるものでは無いのです。
以前も当ブログにて掲載させて頂きましたが、ここで再度、町田市民で名誉都民でもある造形美術家の三橋國民先生の言葉を紹介させて頂きたいと思います。



「鎮魂・平和を語り、多くの作品にしてきました。戦争を体験していない多くの若い人たちに、誤解して欲しくないのは、戦場で地を這って生き抜いてきた者が平和の尊さを言うとき、国を守るという気概と備えがってこそ平和は実現すると思います。観念で『戦争反対』というスローガンだけでは、国の守りにはなりません」



実際に悲惨な戦争を体験された先生の言葉には重みがあります。
災害時、そして有事に我々を守ってくれるのは自衛隊です。
日米同盟でもくアメリカでもありません。“自分達の国は自分達で守る”外国では当たり前の事です。
我々の生命と財産を守る為、自衛官の皆様は日夜訓練に励んでいるのです。



富士総合火力演習とは(陸上自衛隊ホームページ)
http://www.mod.go.jp/gsdf/event/fire_power/



平成29年度富士総合火力演習(ノーカット)前段「陸上自衛隊の主要装備等の紹介」




平成29年度富士総合火力演習(ノーカット)後段「島嶼部に侵攻する敵を撃破」

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