7月14日〜7月16日議会運営委員会行政視察（第２日目：新潟県新発田市）
行政視察２日目は新発田市（しばたし）です。
大変珍しい読み方ですが、この名前は潟湖に接する「州端(すばた)」を由来とする説、荒地を開墾してできた新田「新開発田」の転訛とする説、アイヌ語で鮭が取れる所を意味する「シビタ」を由来とする説、諏訪神社の社田「諏訪田(すわた)」を由来とする説等があるそうです。
写真は新発田氏の居城だった新発田城です。
市役所に到着しました。
研修中の写真です。
さて、新発田市が議会改革に取り組むきっかけとなったのは、あの北海道夕張市の破綻でした。
新発田市では、夕張市が破綻したのは議会が形骸化し、機能不全に陥っていたのが要因の一つであったとの結論に至りました。そして、合議制の議決機関である議会本来の役割（市民の声を代弁する、行政を監視する、市長と政策の立案を競う等）を強化する為、平成21年に「新発田市議会基本条例」を制定しました。
これまでの成果として以下が挙げられます。
・市長等に反問権を付与
・自由討議による運営
・コミュニティ放送による議会中継
・議会報告会の開催
・議員の政策提案（例：中小企業活性化推進基本条例の制定）
以上の改革の結果、市長との議論が活発化、市民の議会への関心の向上、議員の政策立案および説明能力の向上、議会の説明責任（アカウンタビリティ）の向上などの効果が見られたとの事です。
議会の機能低下は市民の関心の低下に繋がり、それは市政の能力低下へと繋がります。
私達、議員の責任はとても重いと改めて感じました。
新発田市ホームページ
http://www.city.shibata.niigata.jp/
