7月7日〜7月9日会派行政視察（第２日目：武雄市役所）

会派行政視察２日目と３日目は佐賀県武雄市です。
ここ武雄市は、2006年4月から2014年12月まで3期に渡り樋渡啓祐（ひわたしけいすけ）氏が市長を務めました。
卓越した手腕で様々な改革を成し遂げた同氏を信奉する政治家は多いです。

市役所に到着しました。
市役所内の様子です。



　

樋渡前市長が進めた改革は多岐に渡りますが、今回は「官民一体型小学校」と呼ばれる教育改革と、指定管理者制度を用いた「武雄市図書館・歴史資料館」の２つを中心に視察してきました。

まずは「官民一体型小学校」です。
これは公立学校（官）のシステムに、塾（民）のノウハウを融合させた新しいスタイルの学校の事です。
はなまる学習会という塾の講師が小学校に常駐して、子供の「生き抜く力」を育む教育を行っています。
その特徴は以下のとおりです。

　1.スマイル学習
　　タブレット端末を家に持ち帰り、動画で予習する事で、
　　学校では学び合い中心の授業を行う

　2.青空教室
　　校庭や郊外で自然と触れ合い、体を動かし、
　　グループで学ぶ事でコミュニケーション能力を高める

　3.モジュール授業
　　朝の時間（15分）を活用して、四字熟語の音読、
　　木製ブロックでの空間認識力向上、計算問題の反復学習、
　　日本語暗唱による語感教育、カードによる平面認識能力の訓練、
　　名文や詩の書写による書く力の訓練等

ちなみに、樋渡啓祐氏は市長として改革を指導した経験を『反省しない。』という本にまとめています。
私も拝読しましたが、その迅速な改革の手腕に大変感銘を受けました。
明日はその樋渡前市長を最も有名にした「武雄市図書館」に行きます。とても楽しみです。

樋渡啓祐『反省しない。（DVD付 ）』（KADOKAWA/中経出版）
↑をクリックするとAmazonの購入サイトに飛びます

武雄市ホームページ
http://www.city.takeo.lg.jp/

武雄市ホームページ　官民一体型小学校
http://www.city.takeo.lg.jp/kyouiku/cat66/

樋渡啓祐 -Wikipedia-
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%8B%E6%B8%A1%E5%95%93%E7%A5%90