松岡みゆきのブログ

町田市議会議員 松岡みゆきのブログです

市議会行政視察(山形県川西町)2日目

清々しい朝の空気を思い切り吸いながら、町田市の友好都市である、山形県川西町の川西町立東沢小学校へとバスは到着しました。

東沢小学校は「山村留学」の制度を持っています。これは、現代の子供を取り巻く環境が、情報化の進展で変化し、それに伴い物ごとに感動する心や忍耐力等が希薄になり、社会問題を引き起こす原因になっています。
心身ともに健全な青少年の育成は、今や大きな社会問題になっています。
この問題解決の為の1つの方法として、子供たちを農山村の農家に預け、自然や人とふれあい、心身ともにたくましい子供たちに成長することを目的とするのが「山村留学」です。

平成3年に、山村留学により地域間交流を目的として、ダリアを通して交流のあった町田市を友好都市としました。
町田市では、市の広報に募集の記事を掲載しました。夏休み期間中の小学校3年から5年生を対象とした4泊5日の短期留学が実現し、平成4年から1年間の長期留学が始まりました。
この21年間の間に短期留学生635名、長期留学生42名の町田の子供を受け入れました。
このことを「やんちゃ留学」と呼んでいます。
子供を預かる川西町の里親の方は、自己責任で子供を預かるのを前提としています。町田市の子供達は、山村に留学し、原風景を見つめ、自然に親しみ思いやりの心を育み、心身ともにたくましくなって一生の思い出になることだと思います。
この「やんちゃ留学」は、子供にとって、田舎の暮らしや、厳しい雪国の自然等を体験し、とても素晴らしい機会だと思います。留学した子供と、その親は大変な感動を抱かれています。
今後も、町田市の広報で募集があります。御関心のある方はご応募ください。

この取り組みは、今の日本が抱えている教育の荒廃、希薄な地域社会に一条の光を見出すものと思います。

素晴らしい原風景を後にし、町田市へと帰路に向かいました。