山梨市 西沢渓谷登山

町田市で活動する「登山の会」で、早朝より町田市を出発し、正午に目的地へ着きました。
ここ、西沢渓谷は様々な選定地に選ばれています。
森林浴、水源、新日本観光地、平成の名水、の森百選に選ばれています。

登山の基本は、当日の健康状態を確認し、登山の前に準備体操をし、気象状況の把握はいうまでもありません。
これは西沢渓谷を１周するには、どうしても守らなければなりません。
往路は岩や石が濡れています。また鎖に寄りかからない。復路は右足に重心を置きます。
危険箇所では細心の注意を払い、自己責任の重さを認識し、正しい登山を心がけます。

１周するには４時間かかります。
ここは、道の駅みとみ（標高１１００ｍ）の場所です。ここから出発して西沢渓谷は、三重の滝、人面洞、貞泉の滝、七ツ釜五段の滝、西沢渓谷折り返し地点（標高１３７０ｍ）、旧森林軌道、大展望台、子とり橋、道の駅みとみまでのコースです。
上り坂、下り坂が厳しく下を見れば、滝が渦巻いていて、油断すると危険です。皆、真剣な顔で、一歩一歩崖を登り始めました。道が狭くなると、山壁をつたいながら必死です。途中でつり橋もあり、下を見れば思わずヒヤっとし、足がすくみます。
１時間も歩くと、足がだるくなってきます。皆、息を整えながら一生懸命、黙々と歩きつづけます。岩が滑りそうで、特に足元に注意が必要です。危険な所では、鎖を握りしめながら歩きます。
見渡す限り今日は秋晴れに恵まれ、紅葉が渓谷を覆っています。しばし紅葉に見とれながら、少しの休憩をとります。
山梨市のボランティアのガイドさんに登山の案内を頂きながら進みます。足の達者なガイドさんに驚くばかりです。置いて行かれない様に無我夢中で後をついて行きます。

途中の素晴らしいいくつもの滝は、エメラルドグリーンの色をしていて吸い込まれそうです。
厳しい登山の最中ですが、この滝を見れば疲れも吹っ飛びます。特に有名な七ツ釜五段の滝は、自然が生んだ神秘的な様をしています。感動の極みです。
森林セラピーでマイナスイオンが渓谷いっぱいに広がり、都会では味わえないこの空気の感触は、何とも言えません。
心身ともにエネルギーが蘇るような気がします。途中、老若男女の大勢の登山者の方々と挨拶を交わします。

４分の３来たところで、皆も足の疲れが極度に達し、口数も少なくなります。ゴールまであと少し。日が落ちるまでにゴールにたどり着かないといけません。暗くなると足元が見えなくなり危険です。
紅葉に目をやりながら、最後まで頑張ります。
夕方近くになり、ゴールにたどり着きました。達成感は何とも言えません。
足の疲れはありますが、それさえも忘れてしまうくらいです。
山梨市のガイドの皆さんに、心から感謝したいと思います。
ガイドの皆さんに手を振って別れを告げ、町田市の帰路へと着きました。

山梨市
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山梨市観光協会
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山梨市役所観光課内 ☎０５５３−２２−１１１１