7月3日〜7月5日建設常任委員会行政視察(第3日目:愛知県豊田市)
行政視察3日目は愛知県豊田市です。
豊田市は愛知県の北部に位置し、面積は918.32平方キロメートル、人口は423,916人の中核市です。
面積は愛知県内では最大、人口も名古屋市に次いで2位のとても大きな都市で、言うまでもなく、トヨタ自動車が本社を置く企業城下町としても有名です。
豊田市は、国から「環境モデル都市」として選定されており、民生・森林・産業・交通・都心を繋ぐ、環境モデル都市アクションプランを策定しています。
具体的には低炭素社会への転換を進め、温室効果ガス排出の大幅な削減など、低炭素社会への実現に向けて高い目標を掲げ、先駆的な取り組みにチャレンジしています。
例えば、二酸化炭素削減については、以下のような目標を設定しています(いずれも1990年比)
・長期目標(2050年):必達50%削減、チャレンジ70%削減
・中期目標(2030年):必達30%削減、チャレンジ50%削減
(写真:松岡みゆき)
さて、市内にある「とよたエコフルタウン」に行って参りました。
ここは次世代の環境技術を集約し、低炭素社会の実現に向けた取組みを紹介する全国初の施設です。
豊田市では「ミライのフツーを目指そう」とテーマに、無理なく、無駄なく、快適に続けられる低炭素社会の実現に向け、環境先進都市として、市民・地域・企業が力を合わせて様々な取り組みを展開しています。
施設内には以下のようなものがありました。
・スマートハウス
・燃料電池自動車
・地産地消レストラン
・都市の食料生産「植物工場」
・地元の木材を使ったスマートハウス
・パーソナリーモビリティ体験乗車
・水素ステーション
・スマートモビリティパーク
・パビリオン内「発見の森」
ここでは、低炭素交通システム、水素ステーション、発見の森について簡単な特徴を説明させて頂きます。
1低炭素交通システム
乗りたい時にちょこっと乗れる貸与型小型自動車「ワンマイル
モビリティ」で、駅からお店へ、職場から訪問先など簡単に
移動でき、利用登録もスマホから簡単にできます。
代金は必要な分だけ乗り、その分だけ支払うシステムです。
公共交通からのアクセスも良く、目的地近くのステーションで
乗り捨てるワンウェイ利用も可能。
省スペース・省エネルギーで、地域環境にも貢献しています。
施設内には、一人乗りが100台、二人乗りが3台、
ステーションは市内に約50ヶ所設置されています。
2とよたエコフルタウン水素ステーション
・東邦ガスと岩谷産業が共同で運営を行っています。
・国内最大級の水素圧縮能力を持ち、大容量・直充填が可能な
ドイツ-Linde製の大流量圧縮機を採用する事で、
FCバスにも水素を充填できます。
・とよたエコフルタウン内の設備の為、他の次世代の環境技術と
共に見学する事が可能となっています。
3自然と生物に学ぶものづくり「発見の森」
・研究開発の進む本分野から、いくつかの具体例を取り上げ
紹介しています。ここには次世代の環境ビジネスや
ライフスタイルの提案に繋がる多くのヒントがあります。
まさに近未来を見たという感じがしました。
大変勉強になりました。
豊田市公式ホームページ
http://www.city.toyota.aichi.jp/
とよたエコフルタウン
https://toyota-ecofultown.com/
町田市議会議員 松岡みゆきホームページ
http://www.matuoka-m.com/