松岡みゆきのブログ

町田市議会議員 松岡みゆきのブログです

明治神宮崇敬会婦人部「わかば会」40周年記念大会

明治神宮崇敬会婦人部「わかば会」の40周年記念大会に行ってきました。
雨が降っていましたが、都内から多くの参加者が集まりました。
 



第一部は国家斉唱、昭憲皇后御歌「金剛石」斉唱、婦人部会長挨拶、事業報告などがありました。
 



続いて第二部は、講話でした。
講師は社会福祉法人「聖明福祉協会」理事長の本間昭雄氏です。
講話は「米寿を迎えて 〜道一筋に〜」と題して、自身の生い立ちや社会福祉にかける思いを語って下さいました。



本間氏は昭和4年(1929年)に生まれ、20歳の頃に医療事故で失明しました。
将来への希望を失い、苦悩の日々を過ごすも、やがて視覚障害者への福祉を人生の目標と決め、昭和30年に聖明福祉協会を立ち上げました。
その後、視覚障害者宅への家庭訪問事業などの活動などを経て、昭和39年(1964年)に、東京都青梅市視覚障害者のための老人ホーム「聖明園」を設立。
現在では、曙荘、寿荘、富士見荘の3園を経営し、あたたかいケアと地域福祉の発展にも寄与しています。



また、昭和44年(1969年)には日本初の盲大学生奨学金制度を創設。
この奨学金制度を通じて、今日までに弁護士、大学教授、音楽家など、社会の第一線で活躍する多くの人材が生まれています。



社会福祉に人生を捧げ、多くの人に希望を与えてきた同氏の話に皆、静かに聞き入っていました。
講話の最後の部分で、本間さんは次のように話されました。
「若くして失明をした時、そこには絶望しかなかった。その後、紆余曲折を経て福祉の仕事に携わる事となったが、失明したからこそこの仕事に携わる事ができた。幸せな人生だと心から感じている」と。



人は逆境や苦難に会うと、人や世の中のせいにしてしまいがちです。
しかし、本間氏は失明という逆境を乗り越え、むしろその苦難を福祉という社会や人の為になる仕事へと昇華させました。
本間氏のこれまでの歩みと実践されてきた業績の素晴らしさ、そして何よりも生きる強さに大変感銘を受けました。
ありがとうございました。



講話の後には福祉バザーが開催されました。
多くの社会福祉法人公益法人NPO法人が参加して、無添加食品、オリジナルグッズ、どんぐりの苗木等が販売されていました。
どれも素晴らしく、会員の方が購入されていました。



ありがとうございました。



社会福祉法人 聖明福祉協会
http://www.seimeien.jp/index.html



社会福祉法人 聖明福祉協会 本間昭雄理事長挨拶(動画あり)
http://www.seimeien.jp/philosophy/greeting.html