松岡みゆきのブログ

町田市議会議員 松岡みゆきのブログです

明治神宮崇敬会婦人部「わかば会」研修会

雨が降りしきる中、明治神宮崇敬会婦人部の「わかば会」の研修会に行ってきました。

雨天にも関わらず、都内から多くの参加者が集まりました。



本殿で正式参拝をした後、明治神宮会館で研修会が始まりました。



開会の後、国歌斉唱があり、続いて昭憲皇太后の御歌『金剛石』の斉唱が行われました。
昭憲皇太后明治天皇の皇后で、和歌を愛され、生涯に3万首を超える和歌を詠まれました。その一部は『昭憲皇太后御集』として伝えられています。
皇后様が詠まれた和歌を御歌(みうた)と言います。天皇陛下が詠まれた和歌は御製(ぎょせい)と言います。
研修会で斉唱した『金剛石』は、その昭憲皇太后の御歌に曲を付したもので、華族女学校の教育指針を詠んだ御歌です。尋常小学校唱歌として広く歌われ、現在も学習院女子中等科・高等科で歌い継がれています。



御歌の斉唱の後、会員実践綱領の唱和、婦人部会長挨拶と続き、そして各支部の余興が行われました。
余興は大正琴の演奏と日本舞踊等がありました。どれも素晴らしかったです。





続いて講演が行われました。
「優しさつながり」と題して、阿木燿子さんがお話をして下さいました。
阿木燿子さんは作詞家・作家・プロデューサーとして、御主人で作曲家の宇崎竜童さん(ダウン・タウン・ブギウギ・バンドのボーカル、「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」で有名です)と共に歌手、山口百恵さんの全盛期を支えた方です。

講演の中で阿木さんは、自ら舅を介護した経験から、植物に水が必要なように、人間には優しい言葉が必要だと仰いました。
言葉は時として刃になり、人を深く傷つけます。しかし同時に、言葉は人に勇気を与え、人を癒す力にもなります。
人生における苦しみや悲しみの中でも、「ありがとう」と「ごめんなさい」、この二つの言葉が言えれば、どんな困難も乗り越えられる、人間関係がうまくいくと話をされました。
作詞家として、言葉の持つ力、素晴らしさを私達に優しく語ってくれました。


また、もう一つ大切な事として、自分を愛する事の重要性について話をされました。
人生は時として苦悩と困難に満ちています。そんな時、自分を救うのは誰か。
それは外でもない、自分自身だと阿木さんは仰るのです。
自分を認め、肯定して、自分自身を好きになる。そうして初めて他人を心から愛せるというのです。
皆、阿木さんの声に耳を傾け、その言葉に深く聞き入っていました。
とても素晴らしい講演でした。



閉会後、会場を出ると雨足が強くなっていました。
強い雨の中でも静けさと厳かさに包まれた明治神宮を後にして町田に戻りました。


御歌『金剛石』(動画)

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