松岡みゆきのブログ

町田市議会議員 松岡みゆきのブログです

多摩都市モノレール町田方面延伸促進協議会シンポジウム

まちだ中央公民館で開催された多摩都市モノレール町田方面延伸促進協議会シンポジウムに出席しました。


まず最初に多摩都市モノレール町田方面延伸の取り組みについての報告がありました。
多摩都市モノレールの全体構想は約93kmですが、うち1998年11月に立川北駅から上北台駅間が、2000年1月に多摩センター駅から立川北駅間が開業し、現在この多摩センター駅から上北台駅間の約16kmで運行しています。
この多摩都市モノレール町田駅に呼ぶには、導入空間確保の為に道路整備が必要です(幅22m以上の道路が必要です)。
現在、多摩センター駅から町田駅までの約13kmのうち、導入空間が確保されているのは約7kmです。残りは、(1)整備されているものの拡幅が必要な区間(約2km)、(2)道路計画はあるが整備未着手の区間(約2km)、(3)まだ道路計画のない区間(約2km)となっています。
これらの区間についても準備中との事です(※多摩センター駅から町田駅への延伸ルートは、町田市が想定しているもので、確定したルートではありません)。


続いて、国土交通省都市局街路交通施設課長の清水喜代志氏による講演『モノレールとまちづくり』がありました。
講師によると、日本は車依存で歩かない生活が増え、それが国民のメタボの原因の一つとなっています。
また、車を運転しない高齢者にとっては生活の為の移動(買い物、通院など)が不便です。
これらを解決するのがモノレールです。モノレールに乗車する為には駅まで徒歩や自転車で行かねばなりません。これが健康を保つことに繋がります。
筑波大学の研究発表によると、人口43万人の町田市の市民のうち40歳以上(※介護保険料の支払いが始まる年齢)の人が1人1日1万歩歩くと、約260億円の医療費削減になるそうです。その内訳は『0.061円(1人あたり1日1歩で削減できる医療費)×26万人(町田市の40歳以上の人口)』となっています。
以上の理由からモノレールの必要性を訴えていました。


最後にパネルディスカッションがあり、市長を交えたパネリストよる意見交換が行われました。