郷友会での宮崎正弘講師、講演会「明智光秀５百年の孤独」

今年からNHK大河ドラマは明智光秀の歴史ドラマを、放映中です。町田市郷友会では千寿閣にて新年賀詞交歓会を歴史講座として、時事問題に通じ又、歴史に詳しい金沢出身の宮崎正弘先生を講師にお迎えして、明智光秀5百年の孤独、と題して素晴らしい講演会がありました。

明智光秀は良く主人に刃向かった武士、下剋上として取り上げられますが、先生は全く違った観点から話され大変興味深いものでした。それは次のような講話でした。「明智光秀が当時、そのような悪者に仕立て挙げた方が、豊臣秀吉が天下を取るのに都合が良かった。

又、明智光秀は、織田信長が寺などを焼き払い佛教を廃し、天皇をないがしろにする様をみて、これでは日本国は危ぶまれる、だからこの危機を何としても打開するために、決起しなければ、ならなかったと、正気に取り憑かれた武士という、見方をされて話されました。

過去にも、この國を天皇を中心として守ろうと楠木正成や吉田松陰、西郷隆盛、三島由紀夫などが世に出てきました。日本の為にも、今の時代も正気に取り憑かれた人物が出てこなければ、ならない。」との、話でした。

宮崎先生は明智光秀のとおった歴史を歩かれ史実に基づき話され説得力が有り、感動致しました。

歴史は後世の解釈する人によっても違いますし、見る角度からも、違って見えてくるのかも知れません。歴史上の人物がまた、新たな姿として現れてくるのかも知れませんね。

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