松岡みゆきのブログ

町田市議会議員 松岡みゆきのブログです

平成29年度・生命尊重ブロック研修会

東京四谷のニコラパレハウスで平成29年度・生命尊重センターのブロック研修会が開催されました。
テーマは「お腹の赤ちゃんとお母さんを温かく迎える町づくりへ ―7月13日をわが町の『生命尊重の日』に―」です。



現在、我が国は恐ろしいほどの速度で少子化および人口減少が進んでいます。
その一方で、年間の中絶数は18万件にものぼると言われ、実に一日平均で約500人もの胎児がこの世の光を見る事なく葬り去られているのです。
中でも10代の中絶が増加しています。
これは女性自身の心と体を深く傷つける事であり、社会全体が性というものをもっと真剣に考えなければならないと思います。
日本でも一人でも多くの赤ちゃんが暖かく迎えられる社会にする必要があります。



私、松岡みゆき平成27年9月の議会で、鳥取大学の高塚人志教授が提唱されている「赤ちゃん登校日」授業の提案をしました。
「赤ちゃん登校日」授業とは、お母さんとその赤ちゃんに学校に来てもらい、生徒たちが赤ちゃんを抱っこする事を通じて命の尊さを学ぶ授業です。



 松岡みゆきのブログ 2015.9.4 平成27年9月松岡みゆきの定例会一般質問
 http://d.hatena.ne.jp/matsuokamiyuki/20150904/1396865270



そして、平成28年3月、本町田の町田第三中学校にて「赤ちゃん登校日」授業が実現しました。
実際に赤ちゃんを抱っこした生徒は、「自分を産んでくれた親に感謝したい」「大人になったら子供を産み育てたい」「小さな命の尊さを感じた」と感想を述べてくれました。



 松岡みゆきのブログ 2016.3.16 町田第三中学校で「赤ちゃん登校日」授業!
 http://d.hatena.ne.jp/matsuokamiyuki/20160316/1396865270



かつてマザー・テレサは、来日した際に「豊かな日本で中絶が合法化されている。中絶をやめない限り、日本は心の貧しい国である」と言われました。
私は若かりし頃、この言葉に強い衝撃を受け、20歳の頃から生命尊重センターに関わってきました。
実は熊本市の慈恵病院の「こうのとりのゆりかご赤ちゃんポスト)」もこの生命尊重センターが関わっています。



赤ちゃんポストには賛否両論ありますが、その根底にあるのは命には代えられないという考えです。
近年、思いがけない妊娠をした女性が赤ちゃんをトイレに産み捨て、殺めてしまう様な事件が後を絶ちません。
このような行為はその女性に罪を犯させ、何よりも大切なお腹の赤ちゃんの命を奪うのです。



また、NPO法人「円ブリオ基金センター」では、1口1円の基金で困っている妊産婦さんの出産の援助をしています。
この基金箱を置いて下さるご家庭、お店、学校、病院等を募集しています。
同団体が発行している『妊娠SOSカード』は、思いがけない妊娠に悩む女性の無料電話相談等を通じて、お母さんとお腹の赤ちゃんを応援しています。
実際、この相談で出産を決意して、平成27年10月までに503人もの赤ちゃんが生まれました。



生命尊重センターでは7月13日を生命尊重の日とする事を目指し、お腹の赤ちゃんを温かく迎えるまちづくりを目指しています。
私、松岡みゆきも、今月の議会で生命尊重の日を条例で制定するよう訴えました。



 松岡みゆきのブログ 2017.3.7 平成29年3月松岡みゆきの定例会一般質問
 http://d.hatena.ne.jp/matsuokamiyuki/20170307/1396865270



今生きている人間は誰一人として己一人で生まれてきたわけではなく、お母さんが生む決意をしたからこそ、この世に生まれ、そして今の人生があるのです。
誰もがかけがえのない人生を送れる事を心から願います。
今後も議会活動を重ね、胎児とその母親に優しいまちづくりを目指して参りたいと思います。



生命尊重センター
http://www.seimeisontyou.org/



円ブリオ基金センター
http://embryokikin.com/