松岡みゆきのブログ

町田市議会議員 松岡みゆきのブログです

多摩モノレール延伸協議会シンポジウム

市民フォーラムで開催された、多摩モノレール延伸協議会シンポジウムに出席しました。



まず最初に多摩都市モノレール町田方面延伸の取り組みについての報告がありました。



多摩都市モノレールの全体構想は約93kmですが、うち1998年11月に立川北駅から上北台駅間が、2000年1月に多摩センター駅から立川北駅間が開業し、現在この多摩センター駅から上北台駅間の約16kmで運行しています。



この多摩都市モノレール町田駅まで延伸する為には、導入空間の道路整備が必要です(幅22m以上の道路が必要です)。
現在、多摩センター駅から町田駅までの約13kmのうち、導入空間が確保されているのは約7kmです。
残りは、(1)整備されているものの拡幅が必要な区間(約2km)、(2)道路計画はあるが整備未着手の区間(約2km)、(3)まだ道路計画のない区間(約2km)となっており、(2)と(3)については現在、東京都と調整中です。
(※多摩センター駅から町田駅への延伸ルートは、町田市が想定しているもので、確定したルートではありません)。



なお、モノレールの軌道桁、支柱、駅などの基本的なインフラの整備は、道路の一部として道路管理者が、その他、車両や配電設備などの外部インフラの整備は、多摩都市モノレール株式会社が行います。



多摩都市モノレール町田方面延伸の利点としては、以下の4点が上げられます。



 1.移動が便利になる
 モノレールは定時性・速達性に優れている為、例えば現在、
 小山田桜台団地から町田駅まではバスで約35分かかりますが、
 これが約18分に短縮されます。


 2.環境に優しい
 モノレールは排気ガスを出さず、振動・騒音も少なく、
 また交通渋滞の緩和も期待されます。


 3.沿線地域の魅力が向上する
 モノレール駅ができることにより、地域活性化、人口増加、
 資産価値増大などが期待されます。


 4.都市間交流が進む
 多摩地域の都市を南北に走る交通網ができることで、
 都市間交流と地域発展が期待されます。



以上の取り組みについての報告のあと、山下良久氏(芝浦工業大学大学院客員准教授)による講演『交通政策審議会答申における町田方面延伸路線の分析』があり、続いて同教授や市長らを交えて、パネルディスカッション『モノレールのある暮らし』が行われました。



多摩都市モノレール町田方面延伸促進の概要(町田市ホームページ)
http://www.city.machida.tokyo.jp/kurashi/sumai/kotsu/tetsukido/tamamonorail/tamamonorail.html



多摩地域都市モノレール等建設促進協議会(町田市ホームページ)
http://www.city.machida.tokyo.jp/kurashi/sumai/kotsu/tetsukido/tamamonorail/20161101_monosokukyou.h