柳川帰省 - 松岡みゆきのブログ

私、松岡みゆきの故郷である福岡県柳川市に帰省してきました。
柳川市は水郷の町、柳川藩主立花邸御花、北原白秋の出生地、有明のり生産日本一の有明海、うなぎのせいろ蒸し、柳川鍋などで有名です。
川下りの水郷は、堀割が町中に張り巡らされ、そこを船頭さんがどんこ船を竹竿で漕いでいきます。
1年中ありますが、特にこれからの若葉の季節は川下りの船からの眺めが絶景で、素晴らしいものがあります。
堀割は、柳川市の市民の皆様や高校生の学生さんなどが、川の掃除をして、綺麗にされています。市民の皆様が一丸となって、観光客の皆さんを出迎えます。
現在は国内だけでなく、九州に近い中国、韓国、台湾などの外国からも多くの観光客が訪れます。故郷、柳川はこうして観光まちづくりの施策に力を入れています。
私は町田市もこの施策を参考にすべく、昨年6月議会でこの事にも触れています。
このページの最後に、その議会の様子をリンクしておりますので、ぜひご覧下さい。
写真は川下りの様子です。

帰省中、柳川市の春のイベントとして有名な「中山大藤まつり」に参加しました。
毎年4月29日に、福岡県指定天然記念物の中山大フジの観藤会が開催され、紫色の藤の花が見事に咲き、市民の目を楽しませています。
　

しかし今年に限り、天候不順の影響で藤の開花が早く、観藤会の頃には花が咲き終わりかけていました。
我が町田市の尾根緑道のさくらまつりでも、今年は桜の開花が早く、葉桜となってしまいました。日本全国で花や植物に同じような影響があったようです。

観藤会には大勢の市民の方が参加され、大盛況でした。
会の様子です。
自由民主党元幹事長の古賀誠先生、衆議院議員の藤丸敏代議士は私の母校、山門高校の先輩にあたります。
お二方は観藤会に来賓として参加され、ご挨拶をされました。

（写真左：自由民主党元幹事長・古賀誠先生　写真右：松岡みゆき）

（写真左：衆議院議員・藤丸敏先生　写真右：松岡みゆき）

観藤会には柳川市長と柳川市議会議長も来賓として参加されました。
金子柳川市長も、山門高校の先輩にあたります。
私の生まれ育った町、柳川市が発展していることに大変感動すると共に、誇りに思います。「故郷は遠きにありて想うもの」と言います。私も九州から遠く離れた地、町田市において故郷柳川市の良さを改めて感じております。
我が町田市も、故郷に負けないよう「住んでよし、訪れてよし」の活気ある町に発展し続けていけるように、議員として提案し、努力して参りたいと思います。

（写真左：金子健次・柳川市長　写真中央：松岡みゆき　写真右：田中雅美・柳川市議会議長）

さて、中山の大藤は江戸時代の享保年間（1716〜1735）までに遡るそうです。
伝え聞くところによれば、当時、酒屋を営んでいた「万さん」という方が、河内野田の藤の美しさに感動し、実を持ち帰って自宅に植えたそうです。
その実は数十年後、約四尺（約120cm）の見事な花を咲かせ、多くの見物客で溢れたと言われています。
その後、藤は現在の熊野神社境内に移され、地元の保存会の皆様が一生懸命手入れをして守り、今日に至っています。

ところで、実は今から7年前の2011年3月12日に九州新幹線が全線開業しました（博多〜鹿児島中央間）。これは、あの未曽有の東日本大震災のちょうど翌日でした。
写真は新幹線の築後船小屋駅です。

この築後船小屋駅から徒歩5分の所に、ソフトバンクホークス二軍、三軍の本拠地および練習場である「HAWKSベースボールパーク筑後（メインスタジアムは『タマホームスタジアム筑後』の愛称で知られる）」があります。
ここは築後市が10億円で土地を買い取り、球団側に20年間無償で貸与されています。
市は4億5千万円かけて土地を造成し、ソフトバンクが総工費50〜60億を負担して施設を建設しました。
町田市も交通施策やスポーツ振興施策の参考にしたいと思います。

ちょうど1年前の今頃、私が総務常任委員長を就任していた頃に、観光施策をテーマに柳川市へ委員会視察に行ってきました。
その際、市長と議長が自ら、視察の勉強会に出席して下さいました。
観光施策としての柳川市の「住んでよし、訪れてよし」のおもてなしを学びました。

実は当時、柳川市は戦国大名であり、筑後柳川藩の初代藩主である立花宗茂（たちばなむねしげ）と裎千代（ぎんちよ）のNHK 大河ドラマ化を目指して、招致活動が盛り上がり、市長自ら鎧兜を身に纏って音頭をとられていたそうです。
その市長から「町田の議員の皆様にも、このプロジェクトを東京で広めて欲しい」と言われました。
残念ながら、選考から漏れ、再来年の大河ドラマは明智光秀に決まりましたが、柳川市はあきらめず、まちおこしの為、招致活動を続けていかれるそうです。

ところで、その立花裎千代についてですが、裎千代は永禄12年8月13日（1569年9月23日）、大友氏の有力家臣であった立花道雪の一人娘として生まれ、7歳の時に立花城の城督、城領、諸道具の一切を譲られて女城主となりました
その6年後、父の道雪は大友宗麟の宿老であった高橋紹運の長男を婿養子として迎えます。それが高橋統虎、のちの立花宗茂です。
私、松岡みゆきも女性議員として、女城主であった立花裎千代を誇りに思います。
裎千代の生き様を胸に刻み、頑張って参りたいと思います。

最後に西鉄柳川駅および駅構内の様子です。
端午の節句に合わせ、構内は鎧兜や鯉のぼりが飾られ、観光客の目を楽しませています。駅は綺麗に彩られ、大河ドラマ招致活動ののぼり旗も見えます。
とても素晴らしいと思います。
町田市も、まちおこしの為、ぜひ参考にしたいと思います。

　　