松岡みゆきのブログ

町田市議会議員 松岡みゆきのブログです

第11回地域医療政策セミナー

永田町にある都市センターホテルで開催された、全国自治体病院経営都市議会協議会主催「第11回地域医療政策セミナー」に出席してきました。



その名のとおり、地方公営病院を持つ自治体による地域医療についての協議会です。
主催者代表の挨拶の後、二人の講師による講演がありました。



一人目は公益財団法人・筑波メディカル事務局長の鈴木紀之氏です。
講演のテーマは「何が求められるのか?誰が担うのか?何ができるのか? 〜地域医療構想を医療経営視点から戦略策定する〜」でした。その内容は以下の通りです。


 1.民間病院現場からの医療経営および組織運営報告
 2.訪問調査活動で得た自治体病院の実態を踏まえた、
  効果的・効率的な活動の提案
 3.地域医療構想・診療報酬改定・地域住民ニーズへの適切な対応
 4.自治体病院の地域別主体的戦略および戦術の策定支援


ちなみに、鈴木先生は「笑い療法士2級」の資格をお持ちです。
笑い療法士とは、医療や福祉などの現場で笑いを広げ、笑いにより患者の自己治癒力を高め、笑いの力で病気予防のサポートをする人の事です。



二人目は丹波新聞社の編集部記者の足立智和氏です。
講演のテーマは「地域が支える医療 〜兵庫県丹波地域の住民の取り組みから〜」でした。
具体的な事例を元に、地域医療問題を丁寧にご説明下さいました。

足立氏は、地元の地域医療崩壊の取材の経験から、後に住民が地域医療を守る全国モデルとして知られる「県立柏原病院の小児科を守る会」の設立に携わりました。そして現在は地域医療と住民の関わりをテーマに全国各地で講演をされています。




実際に現場に関わってきた両氏の話は、大変勉強になるものでした。
ありがとうございました。



町田市も市民病院があり、地域医療が抱える問題と無縁ではありません。
私、松岡みゆきも議会で何度か質問させて頂きました。詳細は下記ご覧下さい。
引き続き地域医療および市民病院の向上に、力を注いでいきたいと思います。



2015-09-04 平成27年9月松岡みゆきの定例会一般質問
http://d.hatena.ne.jp/matsuokamiyuki/20150904/1396865270
2. 市民病院の小児一次救急について(その2)
(1)経過と現状は。
(2)八王子市の病院の事例を参考に。
(3)休日・全夜間の小児救急の確立を早急に。



2015-06-09 平成27年6月松岡みゆきの定例会一般質問
http://d.hatena.ne.jp/matsuokamiyuki/20150609/1396865270
2.市民病院について
(1)行政視察先の黒部市民病院の小児救急は100%電話での相談を受け入れ、クレームが発生しないよう対応しているが町田市ではどうか。
(2)小児科医師の現状と課題、小児一次救急に対応しないのか。
(3)黒部市民病院では大規模災害・救急時対応でヘリポートを後付で設置したが、平成24年3月議会でも必要性を問うたがどうか。



2011-12-10 平成23年12月松岡みゆきの定例会一般質問
http://d.hatena.ne.jp/matsuokamiyuki/20111210/1396865270
3.市民病院に「くつ外来」を開設してはどうか
(1)糖尿病や負傷の後遺症、外反母趾等による足の変形、痛みを解消するため、患者の足に合う靴を処方する、「くつ外来」を開設されてはどうか。